2022年度の終わりを迎えて
2023年03月30日
2020年の1月15に我が国で第1例目のコロナ感染者が報告されて以来3年と3ヶ月が経過した。この間、都内では434万人が感染し、うち8100人以上の方が亡くなられている。しかし、ここ東京では昨年7月の第7波での4万人を超えて以来、冬場の第8波が終わったかに見える。途中で感染者数の数え方が国や都で変更されたりで今ひとつ不正確かもしれないことを前提にではあるが、この3月下旬では1日に1,000人を割り始め亡くなられる方も1人とか2人である。その比率はO.1-2%、インフルエンザとほぼほぼ変わらない数字になってきている。その数字からだがようやく収束か? 確かに年度末のこの時期、都心の歓楽街も人、人、人で溢れ、酔客らの喧騒が姦しい。日々の生活の中ではなかなかこの実感はないが、こうした人混みの中に身を置くと確かに収束してきているのかなと実感できる。しかし、この地上では人間様より遥かに長い歴史を生きてきている彼らがここで殲滅されたわけではないだろうからafterコロナでなく、with コロナでこれからの我々の日常を組み立てていくということになるだろうか。Attention Please!というか、Caution Please! ということだろうね。とにかく、この間、学園では環境対策を、考え得るほぼほぼのことをやってきたこともあってか、園内での感染の広がりはなんとか回避できたかなと自画自賛しているが。
そうした世の中、もちろん我々も保護者もマスクの着用から、ほとんどその素顔をお互い目にすることもなく、stressfulな時間を過ごして来た。そんな中で、今年も例年通り春分の日に毎日通園室の年長児19名が、またその前後に親子通園室が21名、指定日通年室40名の学園全体で80名の子どもが無事就学して行った。特別支援学校、特別支援学級、通常学級からの通級、通常学校とかそこでの支援室などいろいろである。今年は毎日通園室の19名は平均在園期間は37.8ヶ月である。その間、ほぼ学園スタッフと保護者のお互いの素顔は見られない状態が続いていた。顔の半分は隠したままで、特に相手の感情を垣間見ることのできる目元、口元の半分をお互いに見せないで日々コミュニケーションをして来たことになる。我々の性ではないにしてもごめんなさい! 申し訳ありません!という気持ちや鬱々とした気持ちになるのは私だけだろうか。可能ならば、できるだけ早くに、こうしたわだかまりを解消すべく再会をしたいものである。God bless you!!
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