騒然とした中で新年度が始まった
2011年04月5日
先月、3月11日14時46分にマグニチュード9.0という東北地方太平洋沖地震が発生し、震源地域の東北・関東地方は地震と津波と原発事故に続く放射能騒ぎと避難移住という三重、四重の災害に見舞われています。被災に逢われて亡くなられた一万人を越える方々に対しては心から哀悼の意を、また被災された方々やその関係者の皆さまには心からお見舞い申し上げます。
さて、こうした未曾有の大災害による国家的混乱と苦悩の中にあって、東京では計画停電、物流混乱、放射能騒ぎなどが重なってなんとなく緊縮ムード一色と言った有様です。因みに都心のネオンも消え、多くの大学が卒業式、謝恩会、入学式を取りやめ、新年度開始を遅らせたりしています。
しかし、いかに厳しい事態に遭遇しようとも、確かな希望を見いだして力強く歩み出すのもまた人間であることを私は確信します。その意味では全ての関係者が涙をぬぐい、雄々しく立ち上がって歩み出すことを祈らずにはおられません。合掌!
ところで、そうした騒然とした中ではありましたが、今月の2日(土)の午前と午後に学園の毎日通園室と親子併用通園室のそれぞれの入園説明会を挙行しました。それぞれご夫婦を中心にご家族が数十名ずつお集まりになることもあって、交通事情や余震事情などでの不安はあったのですが、何とか無事に終わり、新しい年度のスタートを切ることができ一安堵です。
今年度は園舎の建て替えも予定されています。(希望通り国庫補助が決定すればの話しですが)そんなわけで、例年にも増して今年一年が子どもとその家族にとって安心と安全のうちにおだやかで、落ち着いた日々であることをひたすら願うばかりです。
あらためて保護者の皆さんはもちろん、行政関係の皆さん、地域の皆さんなど多くの皆さんのご理解とご協力をいただきながら学園のミッション遂行に邁進するつもりです。我々のパッションが今試されているのだから。
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