足立区の子どもの自殺対策に向けた取り組み

2026年09月9日
足立区では、子どもの自殺対策に力を入れて取り組んでいくことが発表されました。先日参加した、要保護児童地域対策協議会の代表者会議で詳しく話を聞くことができました。
【こども家庭庁】においても、「こどもの自殺対策」として、取り組みが掲げられています。
2027年度予算の概算要求においては、こどもの自殺対策の強化に向け人員を増員する方針が発表されています。
にわかに、というべきか、やっと、というべきか。
少子化の問題、不登校の問題、自殺の問題・・・・とても悩ましいです。
今回あらためて学んだこととして、自殺対策には専門のフィールドがあるということです。極めて当たり前のことではありますが、私の中で確認することができました。その経験をしたことで、発達支援の役割を見直すことができました。
簡単に図にしてみました。
これまで発達支援と要保護児童対策で重なる部分があり、情報を相互に交換することが重要だと考えてきました。しかし、当然ながら、それぞれに固有の専門性があります。
自殺対策も同じなのだと思います。発達支援と自殺対策、要保護児童対策と自殺対策、そして発達支援と要保護児童対策と自殺対策、それぞれ重なるところがあり、重ならないところがある。今回、その「重ならないところ」にある、自殺対策固有の専門性について学ぶことができました。
発達支援として何ができるのか。あらためて考えなくてはいけないと思います。
発達支援の大きく目指すことの一つに、二次的な困難をできるだけ防いでいくことがあります。それぞれに特性がありながらも、その人なりに生活していけること。それを乳幼児期から支えていくことです。
自殺にはさまざまな背景があり、発達支援だけで防げるものではありません。それでも、長い人生の入り口にいる子どもたちに関わる私たちだからこそ、できることがあるはずです。
乳幼児期から何ができるのか。今回学んだことをきっかけに、あらためて自分たちの支援を見直してみたいと思います
学園長 酒井康年
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