立春が近づく頃
2022年01月31日
一月も間も無く終わろうとしている。なんだか例年になく厳しい冷え込みが続いた新春だったよう気がする。大陸からの寒気団が関東地方まで降りてくることで、乾燥した北風が風速4−6Mで吹き荒むからであろう。でもそうした厳しい冬模様の陽気ではあったとしても、季節は例年の如く移り変わろうとしているようだ。明らかに陽射しの輝きが違ってきている。斜め方向からの熱量の少ない、黄ばんだ陽光であるからだが、それが日が長くなり、陽が高くなってくるに伴って白っぽく、艶っぽく、輝きや温もりを増してきている。こうして大地が徐々に温められ、そのおかげで地上の空気も暖かくなり、そこに住むあらゆる生命が躍動し始めるあの待ち遠しい春が訪れて来る。楽しみである。今しばしの辛抱である。
このところのcovid-19のオミクロン株が猛威を振るう中にあって、そんな陽射しに間も無くやって来る春の訪れを指折り数えるような気持ちで待つ我が身も昨年末に後期高齢者に突入した。自分的にはほとんど自覚はないが、それは限りなく日常的な姦しさに紛れて年齢への意識が希薄化しているとか、若くあり続けたいという恣意的な願望とか、これまでの習慣などが己の老いの自覚を阻害しているのかもしれない。
しかし、あらためて昨今の我が身を振り返ってみると残念ながら老いは確実に身近なものになって来ているようだ。例えば、お三度の食事での量的減少は著しい。妻と二人での夕飯のために炊いた一合のご飯が食べきれないで余してしまっている。(晩酌のwineの量は残念ながら余り減っていないけど) また、身体的にはどこといって痛いとか、具合が悪いとか、要治療箇所があるわけではないが、体力的に長時間活動や夜更かしは間違いなく後の活動に響いているが、夜の9時にはbedに入り、朝の4時頃には目が覚め、今も職場には週に1−2日の休みを入れながらも早朝の6時前には学園で仕事ができてはいる。また、一般社団法人全国児童発達支援協議会(CDS JAPAN )、一般社団法人 全国知的障害児者生活サポート協会、一般社団法人東京都知的障害児者生活サポート協会の理事長職はそれぞれの組織の立ち上げからで、もう最後もう最後と言いながら20年近く任じている。しかし時期改選時こそにはこれらの代表職を絶対に辞そうと心に決め、今から公言している。
まあま体力的には何とか騙し騙しであるが、問題は認知的な衰えを昨今強く実感し始めている。例えば、日常下での記憶機能の著しい衰退とか、いくつかの直面する課題を以前は同時並行的に、まさにパラレル処理ができていたのに今は立ち止まって事の前後左右を確認し、一呼吸を入れて一つ一つといったシリアル処理になっているし、結果として処理効率がかなり落ちている気がする。さらにはmanagement力とか決断力も減衰しているような気がする。クワバラ、クワバラ。大きな失態、迷惑が及ばないうちに・・・。Fade outのことに気が向くことが多くなっている昨今である。今しばし寛大なお心でのお許しをいただければ幸甚に存じます!! 多謝。
« 年末雑感 遂に本丸炎上ka! »
<<一覧へ戻る