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未来は子どもの、平和なものでありますように



2023年08月22日

発達支援臨床を続けてほぼ半世紀になろうとしている。この間、人並みに嬉しいことや、辛いことなど欣喜雀躍、切歯扼腕の波間を行きつ戻りつすることは確かにあったし、そのいくつかは私の記憶に今も鮮明に残っている。そして、それらは今となっては自分の人生のメリハリというか彩りとして全てが懐かしく、感謝のうちに思い出される事どもでもある。
しかし、いろいろな色合いに染め上がった日々ではあったとしても、自分はとにかく愚直に「子どもの育ち」、「子どもの育て」という人類の未来であり希望であるこの大きな課題にフォーカスして生きてきたと思っている。
 そんなことを思い思い返しながら今日の子ども事情を眺めやる時、自分のやってきた事、拘ってきたことに大きな不全感を感じる。つまり今日の地上人の生き様が「世の中の歪みは弱者に収斂する」という人類の宿命に照らし合わせてみた時どのように見えているかである。
つまり、ある意味人類の進歩度、進化度は人類がこうした弱者にどこまで優しく、献身的であり得ているかが問われているようなことになるからである。先進諸国にも共通している異次元的と言われるほどの危機的な少子化、今となっては家庭すら子どもにとって安心できる居場所ではないとも思える児童虐待や自死の激増化、引きこもりやいじめの増大と定着化などあれやこれ子どもの育ち、学び、そして何よりも安心して生きられる環境になっていないようなところがあることである。ウクライナのように国外からの侵略やその脅威に晒されたり、国内での内紛に翻弄される子どもに象徴される弱者についての報道は限りなく少ない。
 例えば、我が国でもこの4月から子どもが抱える課題を一元的にと言って「こども家庭庁」が鳴物入りで開庁された。内閣府、厚生労働省、文部科学省などと縦割りで分断されて久しいこうした喫緊の問題を解決、解消、改善をと言うのである。期待したい。
しかし、何故かここでも大人社会のエゴが茶番を演じてしまっている。子ども世界では歴史的にも、教育的にも、行政的にも大きな領域を占めている文部科学省サイドの子どもが一元化の流れから取り残されてしまたのである。今の厳しい子ども事情は行政の枠組みに固執しているほどに軽微で瑣末なことでないからである。
 一歩前進、二歩後退? 二歩前進、一歩後退? いずれにせよ、ダングリング状態である。まさに関係者の本気度が試されている。我々の想像力を逞しくすれば十分にイメージできると思えるのだが・・・。


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