うめだ・あけぼの園

新年明けましておめでとうございます！

2002年01月15日

　皆さんにおかれましては昨年も，個人としてまた家族としてまた仕事上においてと楽しかったこと，嬉しかったこと，感激したことなどきっといろいろたくさんあったことと思います。しかし新しいミレニアムの始まりとして大きな期待の年であったはずなのになんだか限りなく憂鬱な年であったような気がします。倒産・失業・不良債権・爆撃・テロなどといった否定的な字句が日常会話中にも飛び交い，とりわけ９月のニュ－ヨ－ク多発テロ事件とそれに続くアフガン戦争の悲劇性には激しい怒りと同時に心痛がありました。　　
　人類がこの地上に発生して５０万年，この間の人類の進歩はひとつまみの科学技術にとどまり，霊長類の長と言われる所以の精神文化レベルでは未だ混沌としたカオスの世界です。そんな中で自らのコントロ－ル力を越えてまで拡大化し肥大化してしまった殺人兵器を振り回しての殺戮という愚行を重ねる日々です。そんなグル－ミ－な時代であって見れば，せめて自分だけでも身近なところで愚直なまでに人間を信じ，許し，支え合い，癒し合う生き方をしたいものです。日々の生活の中でそうした行動をする力と勇気が私たちの上に豊に与えられますように祈りたいと思います。そして皆さんのさらなるご健闘を心から期待致します。
　さてこの３学期は約２ヶ月間と短い期間ですが一年間の総決算の時期です。特に年長児にとっては，４月には就学という期待と不安の交錯する一大節目を控えての総仕上げの学期です。学園としても残された一日一日を悔いのないよう心して過ごしたいと思います。 今年は特に４月から東京都からの委託事業である障害児相談支援事業（国の障害児者地域療育等支援事業）も本格的に始まります。こうした学園の機能をフルに生かしながら地域に暮らす子どもとその家族の発達支援・家族支援・地域生活支援活動を前進させて参りますのでよろしくご支援のほどお願い申し上げます。