人材育成が叫ばれている
2018年10月7日
今年は例年になく大きくイレギュラ進路の台風がいくつも襲来している。また岡山県の真備町を中心とした集中豪雨、北海道厚真町・安平町を中心とした胆振地域の地震、浜松市圏域の台風による長期停電騒ぎなどなど。毎月のこの原稿の冒頭をこうした天災や人災内容から書き始めているけど、残念ながら話題には事欠かないほどである。その度に人間の叡智の限界と傲慢さを思い知らされている日々である。
そんな不可避的な出来事にストレスを感じながら生きてて想うとき、日々のなにげない思い遣りの眼差し、言葉かけこそが救いであり、支えであることを実感している。
自らの存在をどこまで、egocentricな有り様から解き放つことが出来るかが人生の分かれ目であるような気がする。勿論本能的に、自己中で、無邪気に、その分力強く、したたかに生きることも有りなのかもしれない。しかし、自分の価値観、美意識からするとそれは少なくとも自分とは違うと思いたい。やせ我慢ではないところで、思いっきり自然体で、何十兆という自分を組み立てている細胞の一つ一つのDNAにまでこの思いを落し込んで生きたいと今は覚悟している。今はその声に従って生きることが自分の幸せ感に一番近いと思っている。
今の時代、人口減少の中で人材の確保とその質の確保は領域や分野を超えての喫緊の課題である。我々発達支援分野でも例外ではない。そんな中、三菱電機SOCIO-ROOTS基金設立25周年記念寄付事業:「発達支援事業人材育成のための効果的研修の在り方に関する実践的研究」を一般社団法人全国児童発達支援協議会が今年度受託し、6月末から10月にかけて全国7ブロックで、限りなく先駆的な研修会を企画実施して来た。詳細については次号に委ねるとして、この間のほぼ半年、晴れ男の面目躍如、梅雨雲も台風も弾き飛ばしであった。これもきっと裏方の関係各位のご尽力の賜物と感謝感謝である。合掌!!
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