コロナ騒ぎの中で
2020年04月17日
2020年はOlympic Yearということで、鳴り物入りで始まった新年早々のこのブログで書かせていただいたが、なぜか茫洋としたまったり感が気になっていた。
残念ながら、その予感は中国の武漢から始まって今や世界を席捲している新型コロナウイルス騒ぎで具体的な物となってしまい、多くの犠牲者がでているし、その恐怖は未だ治まる様子はない。
後手後手に回るわが国の対策も、4月17日に全国非常事態宣言が発信されるまでになっている。医療崩壊(Ober Shut)もすでに起きているといっても良いだろう。
PCR(Polymerase Chain Reaction)検査もようやく全国各地で本格的に動き始めているので、三密(密接・密閉・密集)を回避しようという行動変容を唯一の対策として国家的な大号令で推し進められているが、それやあれやで今しばらくは罹患者は増え続けるであろう。ゆるんだ箍(タガ)を締めなおすには、緩めるのにかけた時間の何十倍もかかるだろうから。Oh! My GOD!
学園も、年度末から年度初めにかけてのさまざまな諸行事や諸活動が私的にもこの40年間で初めてのことばかりである。何分にも我々の向き合っているあの子どもたちの事を考える時、誰が考えても最もリスキーな存在であることは間違いないことであるから、絶対に我々が彼らへの感染者であってはならないという合言葉で2月末ごろから大変な緊張の下で体制づくりを開始している。しかし、この間に浮上してきた大きな問題は職員自身がなんとなくパニック障害的な事態になって、浮足立ってきてしまったことだ。無知から蛮勇を揮うということではなく、科学的に事態を正しく理解認識し、冷静に、粛々と我々のmission(発達支援・家族支援・地域生活支援)をpassionを持って果たすことであることを職員間で強く確認し、共有することこそが大切と思った。
時は奇しくもキリスト暦のEASTERである。様々な苦難・苦境に会って、希望こそが我々の最後の砦であることに気づかせてくれている。
May GOD’s grace always be with you!
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