うめだ・あけぼの学園の日韓交流について


2025年05月14日
うめだ・あけぼの学園では、これまで多くの地域との交流を続けてきました。
それは単なる情報交換ではなく、必要とされている情報や知識、経験、そして何より“思い”をお届けする、大切な活動の一つです。足立区や東京都内にとどまらず、日本各地に出向いてセミナーや研修を行ったり、相談に対応したりしてきました。現場で培った実践を、地域の福祉や教育の現場と共有することは、私たちの役割の一つであると考えています。
よく「まずは内部の充実を」との声も耳にします。しかし私たちは、たとえ内部が完璧でなくても、外部との関わりを並行して進めることが大切だと考えています。【あけぼの】の名を掲げる学園として、また運営法人【からしだね】の理念とミッションに基づく姿勢です。
韓国とのご縁は1993年から始まり、30年以上にわたって交流を続けてきました。韓国からは多くの方々が学園に研修に訪れ、私たちも何度も現地を訪問しています。加藤名誉園長は数え切れないほど現地に足を運ばれています。私はまだ3回目の訪問でしたが、今回も非常に学び多い時間となりました。
これまでの歩みを振り返り、今後のより良い関係のあり方を、韓国の皆さんと共に考える貴重な機会となりました。そしてもちろん、韓国の美味しい料理もいただき、身も心も温まって帰ってくることができました。
学園の外とつながることで、私たちは常に学び直し、地域や社会にどう役立つことができるかを問い直しています。この積み重ねが、日々の支援の質を高め、子どもたちの未来につながると信じています。
学園長 酒井康年
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