立春が過ぎて思うこと
2017年02月6日
期待に満ちた新しい年が始まって、早や一か月が過ぎ去った。最近つくづく思うことがいくつかあるが、そのうちの一つが時間の過ぎゆくスピードが年々早くなっていくような気がすることである。自分に残された余命時間の減少率に反比例してそのスピード感は早まるということである。この感覚に抗うことはできないだろうか。こうした喪失感と言うか、焦燥感は加齢と共に共存するしかないことなのか。
物理学の世界でのスピードは単一時間(H)内での移動距離(D)の大きさD/Hとなる。人間の時間感覚は物理的な時間単位(PT)を残された時間、すなわち余命時間(RT)で除したもの、すなわちPT/RTであるとすると抗えないということになってしまうが。しばらく、このことに抗ってみたいものだ。
それにしても人間界のナンセンスとしか言いようのないざわつきのあれこれ、エゴイスチックな我欲強欲界に引きずられるかのように自然界にもさまざまなイレギュラさが目立っている。この冬も暖冬だとか豪雪だとか言われている中で右往左往させられているが、どうであろう少なくとも関東地方においては節分、立春という二十四節気の中の一つの節目を迎えたと同時に一気に陽気が春めいてきたではないか。この見通しの効かない、ストレスフルな人間世界にもどんなにぶれてもこれ以上はとか、まるでリセットが効いたかのように基準点に戻れるということはないものだろうか。神のみぞ知るかな。 God bless us!
« 新年 あけましておめでとうございます! 卒園 おめでとう!! »
<<一覧へ戻る