迷走台風12号は日本海に抜けたが
2011年09月4日
台風12号は当初の予想から大幅にずれて四国・中国地方から日本海に抜けて行きましたが、各地被災された皆さまには心からお見舞い申し上げます。
ところで野田内閣の組閣と共に始まった9月。もっともっと一人ひとりが大事される社会の構築を、具体的には震災や原発の被災者の日々の生活救済と未来に向けての生き様支援をもっとスピード感をもって進めて欲しいものですね。期待しましょう。
ところで、先日全国児童発達支援協議会(CDS JAPAN)が福島県から委託を受けた、会津若松市での原発・浜通り地域の避難児のための児童デイ事業「はまっこクラブ」を訪問して来ました。
就学前の子どもや就学後の子どもが一時の心の落ち着きと他者からの精一杯の愛情を実感する場だと思いました。またその際の母親との話しの中では、子どものことだけに留まらない現実や未来の生活についての大きな不安に心が痛みました。避難場所を転々としながらやっと会津若松市の仮設住宅にたどり着いたが、一家の主人の仕事が見つからない。家のローンが未だ残っている。帰りたいが帰れる日が来るのだろうか。Etc.
お聞きしていて何とも己の無力さを感じるばかりで置き所のない自分の思いが宙を舞っていました。
しかしせめて、前途洋々であるべきこの子ども達の日々が心おだやかな、人の愛情を信ずることの出来るものであるように微力ながら愚直に出来るところから実践するしかないと思いました。
« 残暑 お見舞い申し上げます。 暑さ寒さも彼岸まで »
<<一覧へ戻る