残暑 お見舞い申し上げます。
2011年08月19日
うめだ・あけぼの学園ではこの暑い時節に、年間行事の中でも一二を争う大規模なものがいくつかあります。それらが年間を通してバランス良く配置される方が良いに決まっているわけですが、その活動のさまざまな制約の中で他の時期に移すことが出来ないで今日まで続いています。
その一つがサマーキャンプです。
学園の毎日通園室に所属する年長児が今年の場合17名(他の室の年長児を加えると年長児は総勢42名ですが)と日常的にインテグレ-ションとして姉妹クラス同士が交流をしている隣接する姉妹保育所の年長児が6名(参加希望者が多く抽選)と大人が31名という規模です。丹沢山塊の麓の上智大学のクラブハウスで3泊4日、母子分離状態で過ごすというとびっきり欲張った、それはそれはハ-ドな活動です。
山の上にあるクラブハウスの芝の原っぱや周囲のクヌギやミズナラや栗など生い茂った林のなかで澄んだ空気を思いっきり吸ってトンボやチョウチョやカブトムシを追いかけたり、原っぱではスイカ割りや花火をしたりもします。更には丹沢や湘南の渓流や海辺に出かけたりもするまさにおてんこ盛りのプログラムです。
初めてという子どもが多いようですが、親から離れて(解放されて)、ちょっぴり淋しい思いをしながらも思いっきり自然の中で過ごし、さまざまな出会いや経験に挑戦をします。一方残された保護者は子どもから解放されて、残った家族と自由に過ごします。
また職員にとっては日頃昼間しか接点のない子どもと寝起きを共にして丸3日間過ごすことでの子ども理解やお互いの信頼関係の強化拡大になっています。それは小児臨床家としてのかけがえのない経験をすることになるでしょう。
盆明けに二学期が始まりましたが、そんな子どもと職員の成長ぶりが実りの秋に向けての大きな成果となることを期待したいものです。
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