桜が咲き、緊急事態宣言も解除されたが
2021年03月22日
昨年の今頃は得体のしれない新型コロナ感染症騒ぎで騒然としていたが、そんなことが大分昔の事のような気がしないでもない。それだけこの間の話題があれこれ我々の日常生活上におてんこ盛り状態であったという事なのだろう。
COVID-19はもちろんであるが、アメリカの大統領選挙とそれに続くアメリカ民主主義の危機的なドタバタ事態が露呈され、あの民主主義のご本家でおきた民主主義の根本的ルール違反の混乱と騒動は我々戦後派の人間にはとてもショッキングな出来事であった。我々が今日信じて疑わない民主主義も以外に底が浅く、ちょっとした日照りに干上がってしまったかのようだ。クワバラクワバラ。
それに先んじてのわが国では長期政権を続けていた安倍政権が突然にそれまで官房長官として政権を支えていた菅さんに交代した。後手後手に回るコロナ対応の評判の悪さで政権が今や瀕死の状態である。さらにはその中心的な外交政治課題であった東京オリンピック・パラリンピックが一年延期されたり、その組織委員会会長の森元総理が女性蔑視発言で半年を切っている時期に辞任もした。またコロナ騒ぎもこの後第四波が5月ころ、変異株のコロナ感染による第五波が9月ころに推測されている。一方では希望の光としてコロナ抗体ワクチンの開発、接種が進められ、わが国でもワクチン接種による集団抗体免疫形成が期待されるところであるが、そのレベルに到達するのは早くてもこの年末ころになりそうだと言われているがどうだろうか。期待しましょう。
そんな人間界の喧騒を知ってか、知らでか、桜の花が今年は例年になく早く、美しく咲きだしている。まるで人間の浮ついた生き様をやさしく癒し、諭し、包み込むかのように微笑んでいるようだ。もう一度じっくり桜を眺めて、溜飲を下げましょうか。
« 過去と未来の錯綜した日々の中で 新緑が美しい季節になったが »
<<一覧へ戻る