新年度が桜花とともに始まったが
2016年04月25日
今春は暖冬の影響からか関東地方は桜の開花が例年より早めであった。しかし、その後の花冷え陽気が続き、結局は満開は例年通りの4月の初旬であった。今年も確かに美しい桜花の下で、例年になくインターナショナルな饗宴が平和を謳歌するかのように繰り広げられていた。それにしてもなんだかんだとイレギュラな陽気変動が騒ぎ立てられる割には最後は帳尻があっていく感じがするのはなぜだろうか。
そんな新年度の始まりは、学園では2日に説明会やオリエンテーション、5日から通常発達支援療育が始まった。その翌日の4月6日には前日に我が国の国賓として来日されたウクライナ共和国大統領夫人一行が視察来園された。特別なことはしないで、いつもの子どもの様子や学園の様子をご覧いただいた。彼の地の様子がわからない中で、どこまで理解していただけたかわからないけど、大統領夫人が心臓外科医であることからすれば、ある程度ご理解をいただけたのではと期待している。
そんな混乱や慌ただしさもおさまったところに今度は熊本震災である。震度が3から7と言われる大地震、中地震が14日以来、すでに10日以上たてっているが未だに収まっていない。これほどに長引く地震は少なくとも自分にはない経験である。地震列島、火山列島と言われ、さらには台風や集中豪雨など自然災害が日常生活とともにあるような我が国であってみれば今更であるとしてもである。いずれにせよこうした災害に被災された方々、またその不安下で生活されておられる皆様には心からお見舞いを申し上げます。
我々も、同国民の一人として何かをすべきと気持ちは焦るものがありますが、事態が把握できないし、未だ進行形の段階ではつい逡巡してしまいがちです。申し訳ありません。
今は我々でもお役にたつことができる時が必ずやってくることを期して各種備えの準備をしようと、関係団体でも始めていますが学園でも募金活動が始まりました。
それにしても東日本大震災の時に感じたことですが、被災され支援を必要とする人々の中に、あの小さな、声も挙げられない大勢の子どもたちが必ずいることを関係者が忘れないでほしいと願うばかりです。合掌!!
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