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学園と韓国との発達支援交流事情



2002年07月1日

 世界最大のスポ-ツイベントと言われるサッカ-の第17回ワ-ルドカップが日韓両国の共同開催で5月31日に開幕した。マスメディアも競ってトップニュ-スにワ-ルドカップを配して姦しい。世の中それほどに平和と言うことなのだろう。しかしそんな世の中に竿を差したくなる御仁であっても,このイベントを通して何となく近くて遠い感じの隣国,韓国との友好理解と相互交流が一気に進むであろうことを予感し,素直にそう願う気分になれて来ているのではないだろうか。先の天皇発言でなくても多くの日本人は自分たちの文化のル-ツが朝鮮半島にあることは実感しているところなのに・・・。      
 しかし我が国における過去の歴史事情から両国間の,特に民間市民レベルでの相互理解や協力支援関係は限りなく表層的なものに過ぎないのではとも感じる。特にもう一つの隣国である台湾と比較するときその違いをより強く感じるのは私だけではないだろう。そんな隔靴掻痒的な感じのする両国関係ではあったが,
1990年代に入っての韓国の経済分野での発展が注目されるようになってからだろうか,韓国からの教育・福祉関係者の日本への留学や研修や施設視察見学訪問などが急増し始めたような気がする。
 1992年に私たちの学園にも初めて若い韓国の福祉・教育関係の視察団がやってきた。それ以来毎年のように大勢の方がやって来られていて,中には1年近い長期研修者も2名現れた。
 1993年には第11回アジア会議がソウルで開催されたが,そこでの再会や発表を通じての新しい出会いがその後の交流にさらに加速をつけることになった。
 1995年には学園の職員旅行で訪韓,1996年の韓国自閉症協会での講演といったトピックスを織り交ぜながら,1996年からは過去に当園に視察に来た「韓国特殊児童早期教育研究会」への具体的支援を韓基晶会長,曺政煥事務局長をキ-パ-ソンにして開始した。それは韓国での就学前児対策の未制度化の中での早期対応の必要性への熱い思い,来日研修の経済的負担の大きさ,短時間での研修効率の問題,当園の開園前後に受けた西ドイツ民間レベルの援助の経験と報恩の思い,学園が毎夏開催するセミナ-の収益の有効活用などの背景事情の下で始まっている。最低年一回,ソウル・全州・釜山・慶州・済州島・ウルサンなど韓国各地で開催し,今年度は太田市の予定である。通訳者には李元姫,金容漢,李明淑,安信淑,李恩姫など日本留学経験者の実践家達であり,我が同志達である。毎回2本の韓国側の要望する話題やテ-マについて(例えば,運動発達・言葉・発達診断・モンテッソリ治療教育法・親支援・感覚統合など)学園の担当職種職員がそれぞれ丸1日,ビデオやモデルを使っての実践的なものである。渡航費等物心両面での負担感はあるが,彼らの発達支援への情熱,韓国料理の美味しさ,楽しい語らいと新たな出会いなど我々にとっても多くの気づきや学びをいただく機会ともなっている。


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