立春も過ぎ
2000年02月8日
2000年2月8日(火)
立春も過ぎ、日差しも日一日と輝きを増しているとはいえ、まだまだ厳しい寒さが続いております。皆様にはいかがお過ごしでしょうか。お見舞い申し上げます。
1月20日からはじまった第147通常国会も、ご案内のように空転の日々が続いています。我々にとって最大の関心事である「社会福祉事業法」等8法の改正審議はいまだ見通しがたっていません。これで国会解散ともなれば、またまた先送りといった事になりかねません。改革に対する不安、懸念はもちろんありますが、利用者の切実な思いをこれ以上無視し続ける訳にはいきません。一日も早く彼らの充実した生活の実現に向けて踏み出しができるよう、すみやかな改正審議の開始を願っています。我々の愛護協会もこうした時代の動きに呼応し、組織の見直し、協会名称の変更、施設の機能や役割の見直しなど、根本的な改革に向けて動き始めました。
いずれにしろ、関係者が新しい時代に向けて取り組まなければいけない課題は山積しております。たとえば、所得保障、就労保障、人権擁護、サービス評価、オンブスパーソン、介護保険、成年後見制度、高齢化対策、ケースマネージメント、措置から利用契約への移行にともなう施設経営などなど。各論はこれからです。関係者で叡智を集め、十分議論をする必要があります。これから我々も発言し、提言する集団へと脱皮していく必要があります。みなさんの健闘を祈ります。
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