この異常気象下にもめげず
2013年08月31日
今年はというか、今年もと言うべきかはともかくとして,とにかく気象状況が異様である。猛暑、ゲリラ豪雨、洪水、日照り、水不足、突風や竜巻などなどで ある。このところないというかニュースにならないのが地震かな。これも関東大震災だとか、東南海沖地震だとか、南海沖地震だとかの発生予想は姦しいけど。
そ んな今夏の異常気象状況の中、今年も7月22日から25日まで年長児を対象にした3泊4日の母子分離サマーキャンプが、職員と実習生39名体制で、32名 の年長児と秦野市の上智大学のクラブハウスで例年通り挙行された。いつものことながら姉妹施設である、うめだ「子どもの家」の年長児が6人入ってのインテ グーレションキャンプであった。子どもたちは大人の不安や心配をよそに多くの発見、出会い、気づきをしたようで、我々も実施の大変さや苦労もあるが、こう した微笑ましい、感動に満ちた子どもたちのかかわりや生活ぶりを看ると癒されるというか、やって良かった、来年もまたやらなければと心の底から思えるので ある。
また、そうしたキャンプの疲れも癒えないうちに、もう一つのこの時期の恒例行事があった。8月第一週末2日間の夏季セミナーである。今年 も全国から関係者(施設職員・保育士・教師・研究者・保護者など)が参加していただいた。今日的な大きな課題である発達障害児への支援を心理→福祉相談→ 療法→薬物・医療の4つの側面からの複眼的・立体的な理解と学びが出来たのではと思っている。参加者にはいろんな意味で大きな犠牲を払っての聴講であるだ ろうが、大いに満足していただけたのではないだろうか。単発の話しを非連続にパラパラ聞いたり、読んだりすることはできるだろうが、本セミナーのように多 角的・重層的に一つのテーマを学ぶ場としては稀有な機会ではないだろうか。こうした、暑い夏が今年も無事に過ぎようとしているが、来年もまたいろんな意味 で暑い夏になりそうである。
« ティームアプローチの困難さの原因は 秋の到来を確かめに信州まで »
<<一覧へ戻る