天変地異の責任を現場が負うの? それっておかしいよ!
2013年10月31日
猛暑・酷暑・ゲリラ豪雨、それらが落ち着いたかともったら10月に入って、矢継ぎ早に台風の襲来。とりわけ15日夜半から16日にかけての26号台風の来 襲は各地に大きな被害をもたらした。特に伊豆大島での1時間に100?を超える雨が何時間も降り続くというかつて例を見ないような記録的集中豪雨が降っ た。結果として三原山の火山灰に覆われた大地がまるで表層雪崩のように斜面を流れ落ちた。40名以上の尊い命が突然に奪われた。毎年のように繰り返される 惨事とは言え、我が国のどこかに住む市民が必ず毎年支払うことになっている、途方もない大きな犠牲の数々である。人間の無力さをあらためて突きつけられる 惨事。被災に逢われた関係者に心からお悔やみを申し上げます。
そんな日、予報ではかなり大型の台風で、関東地方に直接上陸もあるということで学 園では休園の決断を迫られた。(結果的には近在の学校等での、この件に関する対応は実にさまざまであることが分かったが)確かに、子どもに事故やケガが あってはならないということを大前提にしつつも、現行の我が国の発達支援制度の日払い制(出来高払い)では休園にすると事業費収入が全く皆無になってしま うというジレンマに陥る。なんで自然災害のツケを我々事業者が支払はなければならないのか。不条理である。
利用者にとっての満足度の高いサービス を安定的に提供するためには、合理的かつ安定的な事業収入に基づく人員確保や環境整備が不可欠である。現実、保育所や幼稚園では定員月額払いなのに、なぜ 我々発達支援事業関係だけが感染症の流行や自然災害に振り回され、安定的な事業が脅かされる日払い制なのだろうか。せめて人件費は安定的な体制整備経費と して月額・定員払いにすべきである。ある意味、現行の制度は制度的な差別、国家的な差別ではないだろうか。一刻も早く改善を望みたい。
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