それでも季節は暦通りに巡って来る
2018年03月30日
この時期は年度末と言うことでこの一年の活動や事業の総括とか整理・整頓をする時期である。と同時に次期年度に向けた計画や準備をする時期でもある。その意味ではこの時期現場はてんやわんやで、頭の中がコンフュージョン状態となっている。
こうした時期にはまたいつものことながら、この一年が決して満足いくものではないという悔悛の情と一方ではこれまでの有形無形の周囲からの支援によって支えられて来たという感謝の思いが湧きあがってくる。そしてまた同時に未来に対する信頼と希望の膨らむ時期でもある。それはまるで開花を待つ桜の季節の人模様のようでもある。
ところで今年は桜の開花宣言や満開宣言が早めのようだ。直前の気候が厳しかった分、その後の気温の上昇が開花を加速させたのだろう。よくよく地面にも目をやると桜だけじゃなくて、いろんな花々が一気に咲き誇っている。
この年になってようやくそんな季節が待ち遠しく、心華やぐ気持ちが素直に受け入れられるようになっている自分がいる。青春時代に受けたこの時期のトラウマを消すのに半世紀という時間を要したということか。しかし、もしもこのトラウマが無かったとしたら今の自分はあったのだろうかとも思う。この間の善悪、好嫌、満足不満足はともかく、自分の足掻きのあれこれに関係なく、人生! 時間こそが最大の妙薬であったということなのだろう。
また、この時期は別れと出会いの季節である。今年は毎日通園室が26名、親子通園室が35名、指定日通園室が23名卒園し、就学先は特別支援学校に33名、特別支援学級に26名、通常学級に25名の計84名がそれぞれに希望を抱いて就学して行った。これからのかけがいのない日々を個性豊かに、胸を張って生きて行ってほしいと願わずにはいられない。
God Bless Them!
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