暑さ寒さも彼岸まで
2011年10月4日
ついこの間まで酷暑だ、猛暑だ、残暑だと騒ぎ、一方では節電!節電!の号令のもとで熱中症に怯えながら冷や汗、脂汗の日々が続いていましたよね。それが秋のお彼岸が過ぎると、古来からの言い習わしにある「暑さ、寒さも彼岸まで」が文字通り実感できる涼しさに変わりました。それも唐突感すら感じるほど、鋭角的な変化が。こうした急激な変化には身体がついていけず体調を崩しやすくなります。無精が一番危険! どうぞお互いこまめに体温調節をするように心がけましょう。
ところで、ここ数年学園の大きな懸案であった園舎の改築問題ですが、例年6月中に示される国の「社会福祉施設等施設整備」に関する23年度の内示が3ヶ月遅れで、9月30日にやっと出ました。待ちくたびれて私の首ももうこれ以上は伸びないほどに伸びきってしまっていました。それにしてもここまで来るには官・民、政・官・業さまざまな立場の皆さまからの、献身的なご理解とご支援があったればこそと衷心より御礼と感謝申し上げます。ありがとうございました。
確かにここまでは大変でした。しかし、これからもまだまだ山あり、谷ありで大変かと思いますが、なにぶんにもこのようなことは半世紀に一度有るか無いかの最初で最後のこと、なかなか見通しをもってというわけにもいきません。結局は直面する課題には真正面から、誠実に、己の生き様をむき出しにしながら真っ向勝負を挑むしかありません。私自身はそうしたスタイルで今までも来ましたし、これからもそうするつもりです。そのことで多くの誤解や不利益を被ったかもしれませんが、そうした人生が私のスタイルと思っています。お許しを下さい。
それにしても、今回の改築は半世紀後を見通してのプランではありますが、大事なことは目に見える建物の大きさやきらびやかさではなく、この場所を拠点としていかに時間的空間的な子ども世界の健やかな拡がりに寄与するかであることを忘れないようにしたいとあらためて心に言い聞かせているところです。それが学園改築に心を寄せて下さっている恩人と言えるたくさんの関係者の皆さまへの感謝の証し、誓約でもあると思っています。
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